但馬牛の必読本
   新但馬牛物語」を発刊!!

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「但馬牛物語」
(昭和54年9月発行)

「但馬牛物語」

昭和54年9月に

「但馬牛物語」を但馬牛に関する歴史や現状を社会性のある読み物として刊行しました。(絶版)


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「新但馬牛物語」
(平成12年3月発刊)

 

「新但馬牛物語」(しんたじまうしものがたり)

 神戸ビーフ松阪牛や近江牛など高級牛肉となる但馬牛に関する歴史、「天皇ご一家と但馬牛」のエピソード、そして、未来の但馬牛と神戸ビーフの可能性など、但馬牛に関する事柄をあらゆる角度から編纂しております。
(B6版334ページ)

1冊  3,000 円(税込み、送料込)
(本代2,700円、送付手数料300円)
但し、5冊以上を一括申し込みの場合は、送付手数料は刊行会で負担します。
団体等一括で多部数を申し込みの場合には、別途相談を承ります。

(内容 ちょっと紹介)
  はじめに
  目   次

書店では販売しておりません。全て注文販売となります。また、販売部数に限りがありますので、お申込はお早めにお願いいたします。

 申込方法

 TEL、FAX、e-mail、郵便等により、

・住所
・氏名(所属団体等)
・電話番号
・希望部数

 を下記までご連絡ください。

 振込用紙(郵便振替)をご送付いたします。

お 問 合 せ 先
新但馬牛物語刊行会
(事務局)()兵庫県畜産協会
 神戸市中央区海岸通1番地 農業会館7階
 TEL(078)381-9362 FAX(078)331-7744
e-mail info@hyougo.lin.gr.jp
 注)お手数ですが、メールの件名を“新但馬牛物語希望”とご提示ください。

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新但馬牛物語より、抜粋しております。
はじめに
 但馬牛や神戸ビーフをこよなく愛する人達は、地元の兵庫県だけでなく、全国に大勢おられる。その人達の要望に応えて、本年の8月には「但馬牛&神戸ビーフフェスタinひょうご」が淡路島の「ジャパンフローラ2000」の会場、淡路夢舞台で開催され、また、10月には神戸市中央卸売市場西部市場で「全国但馬牛枝肉共進会」が開催されることになっている。
 但馬牛や神戸ビーフについて解説された書物は多いが、まとまった形で紹介されたものとしては、昭和46年に兵庫県農林部畜産課から発行された「兵庫の和牛」と、昭和54年に兵庫県畜産会から発行された「但馬牛物語」の二編が傑出しており、これらの記事は各方面に引用されてきた。しかし、但馬牛は実用家畜であって、生き物であるから、いつまでも同じ状態で保存されているわけではなく、時代の変遷、社会情勢の動きに呼応して改良され、変化しており、ここから生産される神戸ビーフにも進歩の跡がある。また、前記の二編が出版された後に、見つけだされた新事実、補足すべき事項も多いものと思われる。 本年のイベントに参加していただく方々に、但馬牛および神戸ビーフをもっと知っていただくための、知識を網羅した書物を作ろうとして、前記の両書との重複をあまり気にしないで、本書を編纂することにした次第である。 本書の編纂に当たって、兵庫県当局、畜産関係の諸団体、県内和牛農家の方々、ならびに全国各地で但馬牛を愛育していただいた諸団体の関係者から、多数の資料をご提供いただき、絶大なご協力を賜った。ご厚情に対して、ここに深甚の謝意を表する次第である。 平成12年3月               「新但馬牛物語」編者識
目 次

はじめに

但馬牛の由来
  但馬牛の呼称
    但馬の国と但馬牛 系統集団としての但馬牛
  古文書の但馬牛
    但馬牛の古記録 国牛十図の但馬牛 写本による違い 
    駿牛絵詞 絵巻物の牛 大阪城の築城と但馬牛 天王寺牛町
    養父市場の由来 養父市場の取り決め 天王寺孫右衛門との争い
  つる牛
    周助蔓と前田周助 親族会議 周助蔓の特色 
    家畜商としての周助 その他の蔓

但馬牛の変遷
  交雑と但馬種時代
    雑種繁殖の始まり ブラウン熱 純粋但馬牛改良の兆し

    血統登録の開始 登録の方法 種雄牛の系統
  黒毛和種の一員として
    登録協会の誕生と蔓牛組合 あつた蔓 ふき蔓 よし蔓
    いなきば蔓 やぎだに蔓 優生計画 和牛の大変身
  肉専用種として
    人工授精の普及 産肉能力検定 交配種雄牛の集中 近交係数の上昇
  但馬牛の特徴
    資質 体格と体型 繁殖性 肥育特性

但馬牛の生産地域
  美方郡
    美方牛の由来 美方牛の変遷 美方牛の特色 和牛改良と子牛の流通

  城崎郡
    よし蔓の生い立ち 名牛「あさ」とよし蔓の発展
  出石郡
    いなきば蔓牛の由来 新しい「いなきば蔓」 優生計画と地域統合
  養父郡

    但馬牛の流通の拠点 組織の変遷と畜産共進会
    農林省獣疫調査所支所の設置 風土病「くわず病」 
    八木谷蔓牛の造成
  朝来郡
    朝来牛の由来 朝来牛の変遷
  氷上郡
    氷上の和牛 市場と組織の変遷 鴨庄牛の躍進

  西播地区
    宍粟郡 佐用郡
  津名郡
    島牛の時代 但馬牛による改良 家畜市場の変遷 改良施策
    増産施策 和田金と淡路牛 さきがけ事業

  三原郡
    三原産牛の推移 三原和牛改良の礎「80会」
    三原産牛の今後のために

但馬牛の名牛
  中土井系・田尻系の名牛
    田尻 田福土井 田照土井 田安土井 田森土井 安美土井
    安谷土井 安美土井 安谷土井 第2安鶴土井 安幸土井 谷福土井
  菊美系の名牛
    菊美土井 菊照土井 菊安土井 照長土井
  熊波系・茂金系の名牛
    茂福 茂金波 茂茅波
  城崎系の名牛
    城清 奥土井 奥城土井 奥谷 奥秀 勘伊府 勘好
  県外で活躍した但馬牛
     栃錦 和人(陸中牛の生みの親「種雄牛和人号」) 茂重波
    恒徳(恒徳号購買の思い出)
    八重福(モダン但馬牛「八重福」の功績を讃える)
    忠福(銘牛「忠福」号の実績)
    安福(銘牛「安福」の生涯)
    紋次郎

但馬牛のエピソード
  第二多子のミステリー
    種雄牛の名号 第二多子の混乱 古い種雄牛台帳
  但馬牛の流通路と牛宿
    但馬牛の旅 遠阪峠と山垣 天王坂と瓶割峠
    古市と塩瀬の牛宿 福住と老の坂の牛宿
  天皇ご一家と但馬牛
    盛岡元畜産課長談 牛の年齢にご関心 展示と系統牛 栃餅献上
    後日談 平沢勇実氏談 平成六年の行幸 放牧牛の集畜風景
  松阪牛と但馬牛
    松阪牛の由来 現在の松阪牛 和田金の直営牧場

神戸ビーフ
  神戸ビーフの由来
    呼称の起源 神戸から横浜に送られた牛 幕藩期の神戸周辺の牛

    肉牛生産の起源 肥育の始まり 明治の神戸ビーフ
  神戸ビーフの発展
    大正から戦前の神戸ビーフ 伊藤ハムとの提携預託
    去勢牛肥育 預託事業と若齢肥育 神戸ビーフ生産への移行
  神戸肉の流通組織
    神戸牛、神戸肉 ブランド化の必要性 ブランドの確立

神戸ビーフの産地
  篠山
    肥育の始まり 去勢牛肥育の台頭 地域的な発展とブランドの確立
  三田市
    三田牛の由来 三田牛の発展
神戸市
    神戸市北区 神戸市西区
  東播
    役肉用牛時代 若齢肥育の始まり 理想肥育の発展
  黒田庄
    肥育の始まり 肥育地域としての発展

  その他の生産地域
    但馬地方 丹波地方 西播地方 淡路地方

但馬牛アラカルト
  牛飼いの名人たち
    上垣明末氏 山崎正雄氏 畑貞治郎氏 中西公義氏
  牛の共進会
    兵庫県畜産共進会 近畿東海連合肉牛共進会 全国和牛共進会

未来の但馬牛と神戸ビーフ
  コンピューター解析による改良
    血統と肉牛の成績 枝肉成績の収集 育種価の原理
    育種価の推定実績 育種価の利用
  DNAマーカーの利用
  受精卵移植技術の活用
    受精卵移植技術 受精卵移植の効果
    移植技術の発展 クローン牛の生産

 編集後記

 執筆者一覧

 但馬牛年表

 神戸肉流通推進協議会指定店名簿

 神戸肉流通推進協議会生産者名簿

 


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